プロジェクト型探究学習という言葉に馴染みがない方も多いでしょう。探究学習というのは教科書を使って正解を求めるこれまでの学習とは異なり、子どもが自分で興味・関心、あるいは問題意識を持ったテーマを設定し、それを解決するために情報収集や意見交換、仲間との協働を通して、知識以外の能力を育むことを目標とした学習です。
こんな話、聞いたことありますか?
なんで探究学習が注目されているのでしょうか?実は子どもたちの今と将来に関して、切実な問題が起こっているのです。
関西でもトップクラスのとある大学で、近年になって教授たちが悩んでいることがあるそうです。それはなにかというと、"学生が自分自身の研究テーマを決めることができない"らしいのです。他にも、関心のあるテーマを設定することができない(関心ごとが何なのかが分からない)という学生も、、、。本来であれば、大学は研究がしたくて、または好きなことを深めたくて進学する場であったはずなのに、どうしてこのようなことが起こるのでしょうか?
課題意識を持つことの難しさ
原因と考えられるものは様々にあるでしょうが、公教育に関わってきた当スクールとしては起こるべくして起こったいる状況だと考えています。なぜなら、そもそも子どもの自発性を表現する場(子ども自身がやりたいと思ったことに取り組む場)がないからです。例えば、これまでの教育では、大人から子どもへ一方的に知識や学習の場・機会が与えられ、子どもはただ言われた通りに取り組む(あるいは取り組んでいるように見せる)だけで良かったのです。家でも同様で、保護者の言われたことさえしていれば大きな問題も起こらず、真面目に学校に通っているように思えますよね。でも、私たち大人はそれが本当に”教育”として良い事なのかを改めて考え直さなければなりません。
とても真面目だけれど、社会で生き抜いていく力があるのかどうかということについては見定めていかないといけません。常に受け身で言われたことしかできない。自分の意見をしっかり表現するのが苦手。そんな状態になっていませんか?こどもが「もっと知りたい!」と思ったことや「気になる!」といったことについて調べたり深めたりする機会や場がなければ、せっかく子どもたちが持っている知的好奇心とそれを深めていく力を伸ばしていくことは難しいでしょう。大人が子どもにしてほしいことを一方的にさせてしまっていたり、子どもが何かやりたいことを見つけられるだけの体験をしていないということも見直していかなければいけません。
きっかけは小さな好奇心
ダーウィンではプロジェクト型探究学習に取り組むことができます。こども自ら課題や問題を発見(テーマを設定)し、それを解決していく中で知識や思考力、行動力を身につけます。この学習では「非認知能力」を身につけることができます。学校のテストのような数値で示すことのできない力なのです。
探究学習、ましてや課題の設定なんて聞くと難しい印象を与えるかもしれません。でも、難しく考える必要はありません。まず大切なのは"挑戦する"こと!例えば学校での授業や日常生活、あるいは遊んだりする中でふと不思議に思ったことや、もっと深く知りたいと思ったことからスタートします。思いつきのテーマでも些細なものでもOK!小さな疑問を持つことが大きな課題に目を向けたり、解決していくためのヒントになります!
道具がない?場所がない?一緒に取り組む仲間がいない?それならダーウィンでやってみよう!
さぁ、探究しよう!
ダーウィンでは「プログラミングコース」と「アントレプレナーコース」がプロジェクト型探究学習を推進するコースとなります。「プログラミングコース」ではマインクラフトやアピターといった教材を通してプログラミングの基礎・基本や電子工作について学びます。最終的には実際にロボットの設計し、制作するところまでを目標としています。「アントレプレナーコース」は工作活動や起業家体験を通して社会の仕組みと課題について理解し、問題の改善に取り組む中で知識を獲得しスキルを習得します。
ダーウィンで、学校のテストでは測ることの出来ない「挑戦する力」「やり抜く力」「イメージして描く力」「伝え、受け入れる力」「深める力」を身につけましょう。自ら学び、人・地域と関わることのできる力は必ず人生を楽しく、豊かなものにしていけるはずです。ダーウィンはそんな学びの場を提供します。不定期で工作などの体験講座も実施しています。やりたいことが見つからないなら、やったことがないことが多いなら、ぜひ参加してみてください。ダーウィンスタッフ一同、お待ちしております!